数々のアパレルブランドを担当し、ファッショニスタとしても注目されている小松晴香さん。
その美的感覚はどこから生まれてくるのでしょう? ルーツを紐解くべく、お話を伺いました。
プライベートでは、ほとんどスマホを見ないという小松さん。日々の限りある貴重な時間、目の前にいる人との時間、目の前に広がる光景を大切にしているのだとか。家族との時間もそのひとつ。
「夫の帰宅が遅いので、平日、家族3人で過ごせるのは朝だけ。だから我が家では早起きの息子と一緒に起きて、3人でたくさん遊び、お腹を空かせてみんなで朝ごはんを食べるのが日課です。朝から楽しい気分で過ごせると、その日一日頑張れる気がします」
お仕事で大切にしていることは?
「人への思い(パッション)ですね。以前は、『そんなの綺麗事じゃん』って思っていましたが、どんな“モノ”も“コト”も、人が作り出して、人が受け取る。だから、人への思いがこもっていないと、人の心を動かすことはできないんだなって気づきました。実際に私も、人から情熱を感じた時に『この人が作るモノだから興味がある』『この人に会いたい』『この人の話を聞きたい』って思うことが多いですね。本気で相手に何かを伝えるためには、情熱を持って取り組むことが大切だと思います」
仕事へのモチベーションを上げるためにやっていることは?
「肌に直接触れるインナーウェアは、いいものや好きなものを使うようにしています。自分にしか見えないけど、ちょっと意識してあげるだけで、気持ちがいいし気合いも入る。その日の気分や仕事の内容によって、コーディネートを変えて楽しんでいます」
ストレス解消方法についても聞きました。
「おいしいものを好きな人と食べること。あと、本を読んだり、絵を書いたり、無心になることでしょうか。どんなに忙しくても、頭から仕事を切り離す時間って必要だと思うんです。ずっと集中していても、疲労するまで続けるとアイディアが行き詰まって生産性も下がる。意識的に一度仕事をシャットアウトすることで、客観的に物事が見られるようになり、違う発見も多い気がします」
忙しいけどキレイでいるために行っている美容習慣は?
「帰宅後すぐにメイクを落とすことと、寝る時に寝室を加湿すること。スキンケアに時間がとれない分、この2つはしっかりやります。あと、体が凝り固まって血行が悪くなると肌にも悪いので、よくストレッチをしますよ。どこでもできるし、何より気持ちいいです」
ビービーラボラトリーズのなかで、お気に入りのアイテムは?
「PHモイストヴェールUV。伸びが良くて付けやすい!あと、日焼け止めって、ものによっては私自身すごく乾燥を感じてしまうのですが、うるおいを感じるテクスチャーが気に入っています。鎌倉から都心への長い電車通勤も多いので、暖房や冷房が効いている電車内でも重宝します」
■プロフィール
小松晴香 PRプランナー/ディレクター
大学卒業後、航空会社へ入社。その後、ファッションPR業界へ転身し、国内外のファッションブランドPRを経て、フリーランスに。ファッションブランド、企業、イベントのPRやブランディング、カタログやヴィジュアルのディレクションなどを行う。星空案内人(準案内人)の資格も持っている。