ブランディングディレクターとして活躍する行方ひさこさん。ファッション、美容、フードと、幅広い分野のブランディングに携わっていますが、昨今そのお仕事ぶりだけでなく、洗練されたライフスタイルにも注目が集まっています。今回はそんな行方さんの魅力に迫りました。

規則正しいルーティンにそった生活が苦手。
決め事やジンクスは作らないようにしています。

「できるだけ毎日、瞑想と読書をするようにしています。あと、最近では朝一番に玉露か煎茶を飲んでいるかな。でもそれ以外は、毎日違う時間の過ごし方をしています」という行方さん。
普段の生活で意識していることをお聞きしました。

「もともとルーティン化した生活が得意ではなく、同じ電車に2日連続で乗ったことがありません。自慢できることではないかもしれませんが、自分の潜在的な感覚が喜ぶことを優先するのって大切だと思うんです。だから、興味が湧いたら、あまり下調べせずにとりあえず行動してみる。旅なども、最低限のことだけ決めて、その時間の中で自由に身を任せる。そうすると、物や風景の見方が高まっていく気がします」
「とくに旅って、その本質に触れるいい機会だと思うんです。自然や神社、生産者の職人さんを尋ねてお話を伺うと、心も脳も満たされます。そして、そのストーリーを感じられるものを現地で買い、生活に使うと、旅の記憶も増えていく。どんどん日々の生活が豊かになっていくように感じますね」

世の中のためになるかどうかを一番に考えて
仕事をするようにしています。

お仕事をするときに、大切にしていることを聞きました。
「私の仕事は、依頼された会社や商品の本質的な魅力をどうやったら伝えられるかを考えたり、そして売り上げを上げること。周りの人たちにオススメする立場なので、それが世の中のためになるかどうかを一番に考えています」

そんな行方さんが、最近気になっていることは？
「田舎暮らしをしてみたいです。東京で生まれ、東京で育ち、東京から離れたことがないので、もっと五感をフルに使うような生活をしてみたい。あと、できるだけ自分の手で“もの”を作ってみたいですね。便利なことは、とても素晴らしいと思うのですが、実際に自分の手を使わないと、そのルーツを忘れがち。自然に触れて、そのありがたみを肌で感じるような生活がしたいです」

身体が求めているものを与えたいから、
食事もスキンケアも、その日の調子をみて決めています。

基本的にはノーファンデで過ごすという行方さん美しさを維持するポイントは？
「身体は食べたものでできていると思うので、身体が欲しがっているものを食べています。できるだけ出どころがはっきりしている食材を選ぶようにして、あとは毎年お味噌は数種類を作っていますね。メイクも基本的には日焼け止めのみで、ファンデーションやパウダーは使いません。そして、その日の肌の調子をみて、洗顔後のスキンケアを決めています。」

ビービーラボラトリーズのなかでは、原液シリーズがお気に入りなんだそう。
「そのままで勝負できる“原液”って、すごくこだわりを感じませんか？　スッと肌になじみ、肌を整えてくれるような感覚もいい。次に使う化粧品の浸透*がよくなった気がします」

■プロフィール
行方ひさこ　ブランディングディレクター
最も価値のある資産となる｢ブランド｣価値を高めるコンセプトメイクを行うクリエイティブ＆ブランディングディレクター。アパレルでのディレクターやデザイン、経営の経験を活かし、アパレル、フード、ビューティ、商業施設など幅広い分野で活動中。ニュートラルなマインドで、デジタルマーケティングを軸とした様々な形のコミュニケーションを提案している。

HINATA

*角質層まで