今回お話を伺ったのは、昨年モデル復帰した岩井ヨシエさん。
27歳で一度モデルを引退し、渡仏。帰国後、人材コンサルタントとして会社経営も行い、ご本人曰く「おじさんのように働いている」そうですが、そのファッションセンスやライフスタイルからはフランスのエスプリ(考え方)が感じられ、とても素敵。その魅力に迫りました。
1日の始まりを大切にしているという岩井さん。朝のルーティンを聞きました。
「朝起きたら窓を開けて、生活空間をフレッシュに。洋服を選ぶように、お花もアレンジします。シャワーを浴びて軽くストレッチしたら、その日のなりたい顔をイメージしてメイク。そして欠かせないのがジュエリーと香りです。顔まわりを華やかに見せてくれるピアスやネックレス、いつも視界に入るリングやネイルは、しっかりコーディネートを考えますね。香りは、朝は元気が出る香り、アペリティフ(食前酒)の時間はちょっぴり官能的な香り、寝る前はリラックスする香りと、シーンに合わせて使い分けます。友達のサロンで調合してもらっている私だけの香りなんですよ。1日の終わりはアロマオイルでセルフマッサージ」
その時その瞬間を大切にし、豊かな暮らしを楽しむ姿はエスプリそのもの。
「以前、子ども服のセレクトショップを経営していたのですが、いつかもう一度チャレンジしたいです。今度は、私の好きなコスメ、アクセサリー、ジュエリー、ランジェリー、花瓶など、ドラマティックなライフスタイルを意識したセレクトショップにしたい」
モデルのお仕事を再開されましたが撮影中に意識していることは?
「何を表現するべきかを考え、そのために自分をどのように見せたらいいか具体的なイメージを持つようにしています。例えば、着こなし提案の撮影なら、今のトレンドである“抜け感”が表現できるように、ポージングでも“抜け”を意識するとか、そこにいるだけでシーンが物語れるような雰囲気を纏うこと。季節を先取りしての撮影ですから、“暖かい”や“楽しい”、“気持ちいい”など、想像力を高めることも必要ですね」
長時間の撮影や、スケジュールが詰まっていて忙しい時、どのようにモチベーションを上げていますか?
「カット数が多くて集中力が必要な撮影の時は3日前から糖質を摂らないようにし食事に気を配り、コンディションを整えます。また、ストレスを自分の中に入れないように、自分自身にくじけてしまわないように、精油療法士の友達からセッションを受けます。香りとともに瞑想するのはとても有効的。私にとって“香り”はお守りのようなものです」
年齢を重ねてもますます美しく、洗練されていく岩井さん。キレイのために行っていることを聞きました。
「運動が苦手なので、毎日やっているのは軽いストレッチと1日10,000歩歩く程度。代わりに週2回、14時間のファスティングをしています。これは、1日のうち14時間(男性は16時間)何も食べないことで、体内の炎症を抑え免疫力を高めるというもの。肌の状態も整いますよ。ちなみに、日々のスキンケアもそんなに特別なことはしていません。洗顔はよく泡立てた泡を使って絶対に擦らない。メイク前はスチームを浴びる。そのあとはローション、セラム、クリームの3ステップ。撮影の日は朝マスクをしています」
ビービーラボラトリーズのなかで、お気に入りのアイテムは?
「乾燥肌なので、とにかく“潤うこと”がポイント。アルカナシリーズは、夜使うと朝起きて肌を触ってもまだもっちりしたような肌ざわりが感じられ、朝から感動とうれしさをもらえます。メイクも楽しくなりますよ。すっかりアルカナシリーズのファンです」
■プロフィール
岩井ヨシエ ファッションモデル
21歳でモデルデビュー。27歳で引退、渡仏。仏滞在中に得たフランスの文化、食、ファッションのエスプリが現在も自身の生き方、思考、ライフスタイル全般における重要なエッセンスとなっている。帰国後子ども服のセレクトショップを経営。現在はアパレル・セレクト企業に特化した人材エージェント会社代表。昨年から宝島社「素敵なあの人」創刊を機にモデル復帰。
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