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Bb Beauty Knowledge #2

肌のくすみの原因とは?
種類や予防・改善の方法などを徹底解説!

2023.3.24

肌のくすみの原因とは?種類や予防・改善の方法などを徹底解説!

なんとなく肌の調子や顔色が悪いと感じたら、それは『くすみ肌』になっているのかも。くすみ肌は、肌が暗く見えて冴えない印象になりがちです。加齢や生活習慣の乱れなどが招く肌のくすみを避けるために、具体的な原因と対策を解説します。


自分の肌状態をチェック!くすみ肌ってどんな状態?

くすみ肌とは、自分本来の肌色より暗く見える肌状態のことをいいます。健康的な肌の明るさ、ツヤ、みずみずしさが無く、どんよりと暗く沈んだ印象があります。特に体調不良や疲れを感じていないのに顔色が悪いという日は、肌がくすんでいるのかもしれません。


くすみ肌の主な原因とは?

肌がくすむ原因は、ターンオーバーの乱れによる角質肥厚、クレンジング不足による色素沈着、またはクレンジング時の擦れによる色素沈着、乾燥、血行不良などが考えられます。ストレスを感じていたり、不規則な生活で自分のケアに十分な時間が取れていない場合、これらのいくつもの原因が同時に発生していることもあります。


原因1:角質肥厚によるくすみ

健康的な肌は、約4~6週間の周期でターンオーバーが繰り返されることによって健康的な状態を保っています。このサイクルが乱れて、不要な角質が垢として剝がれず、どんどん蓄積すると肌がごわついたように硬くなります。この状態を「角質肥厚(かくしつひこう)」と呼びます。不要な角質は、新しい角質より黒くくすんでいるので、肌に残り続けることで肌がくすんで見えます。


原因2:誤ったクレンジングによるくすみ

クレンジングをしてもファンデーションやマスカラなどのメイク汚れが肌に残ることがあります。そのままの状態が続くと、目元にメイクの顔料が肌に色うつりしてくすんだ印象を招きます。また「メイクをちゃんと落とさなきゃ!」とゴシゴシと肌を擦ることも危険です。摩擦が生じて炎症が起き、色素沈着が起きることもあります。特に、皮膚が弱い敏感肌の人は、やさしくクレンジングすることを心掛けてなるべくお肌を刺激しないようにしてくださいね。


原因3:肌の乾燥によるくすみ

紙は水に濡らすと透けて見えますが、肌も同じように水分をたっぷり含んだ状態は透明感があります。乾燥して肌の水分量が減ると、肌表面のキメが乱れ凹凸ができ、光を均一に反射できず影が生まれます。これがくすみの原因のひとつです。また、乾燥すると毛穴が開き、ひとつひとつの毛穴の影が顔の全体のトーンを暗く見せてしまいます。


くすみの種類

くすみにはさまざまな種類が存在し、微妙に色も異なります。くすみのタイプによって対策も異なるので「なんとなく、肌がくすんでいる気がする」と感じる人は、そのくすみが何色なのかよく観察してみましょう。くすみの色別に特徴を解説していきますので、気になるくすみがどのタイプにあてはまるか知ることで改善に役立ててくださいね。


種類1:茶褐色のくすみー原因は色素沈着ー

種類1:茶褐色のくすみー原因は色素沈着ー

茶褐色のくすみは、クレンジング時の擦れ、紫外線など外部刺激による色素沈着などが要因と考えられます。皮膚は刺激を受けると、保護のために皮膚内の「メラノサイト」という細胞が刺激されてメラニンが生成されます。メラニンは肌色を黒くさせる成分のため、肌がくすんでみえます。通常、メラニンが生成されてもターンオーバーが正常であれば約4~6週間後に垢として剥がれ落ちますが、ターンオーバーが乱れているとメラニンが排出されずにくすみの原因となります。


種類2:青黒いくすみー原因は血行不良ー

種類2:青黒いくすみー原因は血行不良ー

寝不足、過度なダイエットなどの生活習慣の乱れ、運動不足が続くと、全身の血流が滞り肌の血色感が失われます。血流が滞ると、血液を通して栄養素も届かないので生き生きとした健康的な肌のハリや明るさも損なわれます。また、眼精疲労も目の周りの血流を滞らせてくすみの原因になります。


種類3:灰色のくすみー原因は乾燥ー

種類3:灰色のくすみー原因は乾燥ー

肌が乾燥すると、肌表面のキメが乱れて凹凸が生まれます。この凹凸の影が沈んだようなくすみに見えます。また、乾燥すると肌のバリア機能も弱まって軽い刺激でも痒くなりがちです。肌を掻くことも刺激となるので色素沈着を招く原因になります。


種類4:黄色味のくすみー原因は糖化ー

種類4:黄色味のくすみー原因は糖化ー

甘いものを食べると糖分が体内のたんぱく質と結びつき、糖化が起こります。糖化は、「AGEs」という褐色の老化成分を生成します。AGEsが体内に蓄積されると、肌が黄色くくすんだように見えることがあります。肌がくすむ以外に、弾力も失われてハリやツヤが無くなるのも糖化が肌に与える影響のひとつです。


種類5:褐色のくすみー原因は紫外線ー

種類5:褐色のくすみー原因は紫外線ー

人間は紫外線を浴びると、紫外線から肌を守ろうとして肌内で黒いメラニンが生成されて肌が褐色になります。通常は、メラニンが生成されてもターンオーバーで垢として剥がれますが、たくさん紫外線を浴びたり、長年に渡って紫外線を浴び続けると、メラニンが過剰に生成されて上手に排出されず、肌に残ります。紫外線は、真夏以外でも降り注いでいるので、紫外線対策は1年中怠らないことが大切です。また、紫外線対策と同時にスキンケアでは美白タイプの化粧水や美容液を使って、くすみ改善対策するのもおすすめです。


くすみによる影響

くすみの主な原因である紫外線、乾燥、血行不良、色素沈着はシミやシワ、たるみなど、くすみ以外の肌トラブルを引き起こす可能性があります。くすみ対策は、肌トラブルを網羅的に予防・改善することにつながるので、年齢に限らず改めて意識したいですね。特に、色素沈着は一度起こると改善はなかなか難しいものです。メイクを落とす時には力加減に気を付け、保湿も徹底してお肌を労わるようにしましょう。


くすみ肌を予防・改善する習慣とは?

くすみ肌の予防・改善は、スキンケアや紫外線対策などの外部からのアプローチ、食べ物やサプリなどにこだわる体内へのアプローチの両面で考えると、より効果を期待できます。


習慣1:正しいスキンケア

くすみの主な原因である色素沈着を避けるために、やさしくメイクを落として肌を刺激しないようにしましょう。ウォータープルーフマスカラを使用した日は、専用のリムーバーを使うと、目元をゴシゴシと擦ることなく楽に落とせます。水に強いウォータープルーフマスカラを一般的なクレンジング剤で落とそうとすると、洗浄力が弱いため何度もクレンジング剤とマスカラをなじませる必要があり、その過程で擦れを招きます。無理に落とそうとせず、専用リムーバーを使用することをおすすめします。メイクオフ後は、化粧水、美容液などを重ねて十分な保湿をすると、乾燥を防いでお肌を健やかに保てます。


習慣2:徹底した紫外線対策

肌の褐色くすみを避けるには、徹底した紫外線対策が重要です。紫外線は1年中降り注いているので、特に春夏シーズンの外出時には日焼け止めに加え日傘、サングラスなどを使って紫外線対策しましょう。室内でリラックスして過ごすときや、在宅勤務時でも素肌で過ごすのではなく、紫外線カット機能付きの化粧下地やファンデーションを塗っておけば、窓から入る紫外線の対策ができて安心です。徹底した紫外線対策を継続的に行うことで、肌をくすみから守りましょう。


習慣3:食事や睡眠への配慮

寝不足など不規則な生活が続くと、血行不良となり血液を通して体の隅々まで栄養素が届かずに顔がくすんだ印象に見えることもあります。なるべく睡眠時間を確保し、しっかりと栄養のある食事を摂ることは、健康維持にもくすみ対策にもつながります。また、糖化を防ぐために砂糖を多く含んだ食品の食べ過ぎには注意すると良いでしょう。


習慣4:運動・入浴による発汗

こまめに運動したり、入浴して汗をかくと血行促進&老廃物の排出につながります。日常で運動するチャンスが無い人は、全身浴して体の隅々まで温まると汗をかくことにつながり健康にも良いです。短時間の入浴で汗をかかなくても全身が温まれば血行促進につながるので入浴は良いことづくしです。


習慣【番外編】マッサージでくすみ改善?

マッサージで血流促進することもくすみを取る方法として有効です。ツボを刺激することで老廃物が流れて、顔色が明るく見えたり、むくみ改善も期待できます。おすすめは、眼輪筋のマッサージ。眼輪筋の衰えは、目元のシワやむくみにもつながり、顔の印象にも影響を与えてしまいます。マッサージは、人差し指の先で眼球をなぞるように目頭から下を通り目じりまで小刻みに動かしてプッシュし刺激を与えます。マッサージをする時は、肌にクリームを塗って摩擦から肌を守ることもポイントです。擦ると炎症を引き起こす原因になるので、注意してくださいね。


まとめ

セルフケアしてもくすみが改善しない場合は、クリニックで不要な角質をオフするピーリングなど「くすみ治療」も検討してみてください。くすみの原因が自分ではわからない人は、一人で悩まずにクリニックや皮膚科でカウンセリングを受けて原因をハッキリさせると良いかもしれません。くすみケアとして本記事を参考にしてみてくださいね。

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